暑さをしのぐために

ビジネスシーンで効果的な発汗対策を取り入れ、快適な生活を送りましょう。
発汗を抑えるには、手首やわきの下、あごの付け根などの動脈部分を冷やすことが有効な対策になります。
これにより、血液の温度が下がり、皮膚全体の温度も下がるため、発汗を抑えることができます。
また、人によっては扇風機やうちわを使って暑さを軽減することもあります。
発汗は脳が熱くなるのを防ぐために行われますが、脳の近くを扇ぐと脳の温度低下につながり、発汗指令の発令を抑制することができます。
そのため、あごや首、わきの下を扇ぐことが大切です。
そして、頭や顔、脇の下の発汗でお悩みの方は、皮膚圧反射の機能を利用しましょう。
乳首の上部をつまんだり、強く押したりすると、発汗量が減ります。
また、暑さをしのぐために、冷たい飲み物を口にする人も多いでしょう。
しかし、一気に飲むと、涼しさを感じるのは短時間です。
そのため、一度口に入れた飲み物は、体温に近い温度になるまで飲み込まないようにします。
そうすることで、口や咽頭が冷たさを感知し、体温が下がり、発汗が抑えられるのです。
また、屋内と屋外の激しい温度差に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
冷房の効いた室内に入ると汗が一気に止まりますが、これは体の内部の温度も下がったということではありません。
急に発汗が止まると、体温調節がうまくいかず、再び屋外に移動する際に、より多くの発汗が見られるようになります。
暖かい屋外から涼しい屋内へ移動する際は、しばらく日陰や風通しの良い場所で過ごし、体を慣らしておきましょう。
温度差による発汗対策として有効なのは、急激な温度変化をなくすことです。
自分ではあまりエアコンに頼らないようにしていても、外出先で気温が急激に変化する場面はいくらでもあります。
急激な温度変化で一気に出た汗は、血漿成分を再吸収する時間がないため、質の悪い汗になりがちです。
質の良い汗は徐々に出るものなので、できるだけ温度差をなくすことが必要です。
温度差が最も激しいのは真夏です。
冷房の効いた涼しい室内から、暑い屋外に移動することがよくあります。
このとき、急に場所を変えるのではなく、中間温度に体を慣らしてから移動するのが望ましいとされています。
時間のない方には難しいかもしれませんが、体が慣れるまで5分程度を目安にするとよいでしょう。
また、当然ですが、真夏になると余計に汗をかいて困るという方も多いと思います。
短時間でも汗を抑えたい場合は、左右の乳首から上5cmのところを親指で押すと、上半身の汗を抑える対策になるそうです。
下半身の汗を抑える対策をしたい場合は、ベルトを低い位置に調節してしっかり締めましょう。
多汗症の方は、汗をかくことに恐怖を感じることで、過剰に汗をかいてしまうことがあります。
精神状態が安定すれば、過剰な発汗は抑えられるので、タッピングを実践するとよいでしょう。
汗をかきやすい脇の下や頭皮、首筋などを指先でタッピングすると、発汗を抑えるだけでなく、リラックス効果も期待できます。